現在書いている小説のエロシーンがやっと書き終わったのでそこだけアップ。
別にエロくないですけどね、ぶっちゃけ。
所詮妄想というかまあ経験ないわけで、
どうごまかすかが主題。
というかエロがメインじゃないんだからそんなにこだわる必要はないし。
シチュエーションとしては、
アトピー性皮膚炎持ちの彼女の家で、ってことぐらいですかね。
どうもこのヒロインがヤンデレっぽくなってしまって困っています。
そういえばこの間クラスの人に聞いてみたけど、
ツンデレはもう一般人にも通用するのね。ヤンデレはダメみたいだけど。
*
あいつの肌は僕が思っていた以上に荒れていた。体を見せないように体を寄せてくる背中に手をまわし、爪を立てるとぼろぼろと角質が剥がれた。ざらつく肌には事欠かず、なでるだけで簡単に剥がれるものもあるらしかった。
剥がしたそれを指で弄ると、乾ききったためか無機的な粉のように崩れた。全身で感じているはずのあいつの体温と耳元にあたる熱い息が、まるで非現実だ。それでも少しして背中一面に汗がにじんでいき、肌は剥けずにただ凹凸を感じる。背中にまわした手を少しずつ下ろし、ベッドに座ったあいつに対して下にずれる。
そしてふと、化学の授業を思い出す。イオン結晶はもろく崩れる。ここのイオン同士の結びつきは電気的で強いだろうが、集まってしまえばこんなものだ。それでも、純度の高い結晶は透明で美しい。これを壊すなんて考えのほうがどうかしていると思いたくなる。ただ、そんな結晶も大きくなるにつれ濁りが増していき、幾何学的な形状も崩れていく。ダイヤモンド? あれとて人工的に削った結果の美しさだろう。原石なんぞさほどきれいなものでもない。
頭上からの声が大きくなった。あいつを一度抱きしめた後、僕は体を上にずらす。
少しして、今度は小学校の頃の保健だったか理科だったかで見せられたビデオが思い出された。どうやって撮影しているのだかさっぱりわからない、精子と卵子のビデオ。まだ精通も迎えていなかった僕はそれを純粋に科学現象として眺め、オタマジャクシじみたものが泳いでいる姿に興を覚えた。幾千、幾万の精子が意思を持つかのように一つの卵に向かって鞭毛を揺れ動かし進んでいく。そこに競争を見出すのは容易だが、遺伝子の貯蔵庫にすぎないそれが精子の段階でその中身が優れているかなど、わかりようがないのではないだろうか。無意味な争いの中で敗北した精子はどうなるのだろうか。そんなことに自然の神秘みたいなものを見出したものの、少ししてすぐにオナニーを覚え、精子がどうこうなんて考えることはなくなったものだ。単なる排泄物と化したそれが目的を果たす機会を得たというのは感動的な話かもしれない。
僕らは体を止めて、そのまま少し休んだ。あいつは目に涙をにじませて、僕の下で力なく体をさらしていた。僕も少し息を整えて、それから汗で濡れた腹をなでた。汗が染みるのではないかと思ったが、表情は変化しなかった。離れようとするとすぐに腕を掴み、それを拒む。引かれるまま体を下ろし、首の汗をなめた。僕自身の汗もだいぶ混じっていそうだったが、味の違いなどわからず、誰の汗だろうと大体同じ味しかしないのかもしれなかった。
そのまま体を下にずらしていき、体を離して腿まで伝った。そしてまた、あいつの求めに応じる。
窓の外から子供の声が聞こえた。四五人はいるだろうか。男女混じっており、何か言いあいをしているようだ。小学校の下校時間だろうか。雨はすでに止んだのか、元気のよい印象を受けた。そういえば、学校をさぼってここに来ていたのだった。今は何時になったのだろうか。この部屋には時計がない。あいつは昔から時計やカレンダーを部屋に置かない。腕時計をつけていたこともない。理由は尋ねたこともないが、それははなはだあいつらしかった。
耳に入る二つの声はまるで別のようで、案外似通っているようにも思えた。単純なリズムと感情の発露。しかしながら共通するところがあれどやはり対極に位置することも確かのようだ。
家の前を通っているらしい子供たちの声はだんだんと近付き、そして離れていった。そうして聞こえなくなるころには、僕は二回目のそれを終えていた。