あるてぃさんのところからタイトルを拝借。
こっちに来て日本語に触れる機会は結構減ったはずなんですが、父の職場から新聞(日経と読売)や雑誌が入ってくるので、むしろ日本にいたころよりも読んでいる気がします。
そんな中で最も面白い雑誌。その名も
「日本医事新報」。え?面白そうに聞こえませんか?いやいや、なかなかこれが凄い雑誌なんですょ。
確かに大半は真面目なお話で埋まっています。最新の医学の情報が多く入っている模様です。僕は読んだことないですけど。
僕が読んでいるのは「質疑応答」のコーナー。読者(ほぼすべてが医師)の質問に編集部やら大学教授が答えるすばらしいコーナーです。その中でも面白いのが「雑件」のコーナー。
例えば二月四日の「雑件」コーナーの内訳を見てみますと
「中越地震後の交通網復旧」「漢字の意味と解説書」などと医学にこれっぽっちも関係ないことが質問されています。二月十一日付けのものを見てみますと、
「雑煮の種類」「防水構造の無線機」「デザイン転写紙」などです。なぜこの時期になって雑煮の種類を聞きたくなったのか、理解に苦しみます。
ちょっと前のものには
「マムシ駆除の方法」がありました。なんか戦国武者の装備についてたずねていたものもありました。「法律」のカテゴリにも「友人に頼まれてドラマの録画をしたのだが、著作権法的に大丈夫だろうか?」というものもあったように記憶しております。なぜこの方々は「医事新報」にそんな質問の回答を求めているのでしょうか?
質疑応答以外にも楽しいコーナーがあります。「求人広告」のあとにある
「求縁広告」です。簡単に言うと、結婚相手募集の広告。世の中にはこんなものがあるんですね。
どういう文章かと思って見ると
「開業医娘43歳 病院勤務 初婚 健容美 良縁望」などと漢文じみた文章です(若干原文から変えております)。この「開業医娘」という文章は結構多く、ほかにも「医家娘」という表現もあります。
どうも傾向からすると、30後半に差し掛かった女性の相手を求めていることが多いです。しかし43歳で「健容美」(おそらく健康で容姿が美しいんでしょうね)というのに「初婚」ということがありえるのだろうか。「良縁望」という表現に「今まで良縁に恵まれなかったんだろうなぁ」などといういらん推測が思い浮かびます。
日本人は最近晩婚化が進んでいるそうですから、こういうものも結構ポピュラーだったりするんですかね。でも
「医事新報」に広告を出すぐらいだったら
ネットで相手を探す方がよほど早いような気が・・・