文章の書き方を思い出すべく適当に書いてみました。
筋らしい筋もないですしテーマもなければ意味もない文章です。
夢の話ですが、夢ってこんなものです、僕にとって。
あ、でも別にこんな夢は見たことないですよ。あくまでも創作なので。
*
どうも夢を見ているみたいだ。僕は辺りを見回し、そう結論付ける。周囲の風景は、僕が小学生のころに通っていた学校の教室のようだ。後ろのほうに書道の作品が並んでいるが、大したことのない距離なのになにが書いてあるのかはっきりと見えない。僕の作品もおそらくあるのだろうが、不思議と探す気は起こらない。これが夢と言うものだろうと、ぼんやりと感じた。
教室には中学のころの同級生たちがいた。制服を着ており、小学校の教室にはいかにも不似合いだ。それでも彼らは当然のようにそこにいる。改めて眺めると僕自身制服を着ていたので、あまり人のことをいえる立場ではないようだった。
ふと、何人かの友人が僕の腕を引っ張ってきた。先ほどまで立っていたはずの僕はなぜか椅子に腰掛けており、ガラガラと音を立てて立ち上がる。彼らは早口で何かをまくし立てた。ひとつも聞き取れなかったくせに、素直に彼らに従って教室を出た。
教室を出ると直接グラウンドに出ていた。廊下が飛んだな、とわずかに思ったが、すぐに意識から消えた。廊下なんてものは通り道に過ぎず、夢の中でわざわざ複雑な手順をたどることもないのだろう。
グラウンドではサッカーが行われていた。うちの高校の数学の教師が、目が覚めるような真っ青なジャージを着て生徒に指示を出している。僕の服装はいつの間にか制服から体操着に変わっている。それも小学校のころの短パンで、中学生である僕にとってはかなり恥ずかしかった。
どこからかパスが飛んできた。僕はそれを手でしっかりとキャッチし、いつの間にか種目が変わっていることに気がつく。今はどうもバスケのようだ。ほかのコートでも試合をしているらしく、ドリブルの音が体育館の中に響いた。
自分が立っている位置がゴールの真下であることに気がついた僕は、勢い任せにシュートする。ボールはぐんぐんと勢いよく上昇していきゴールをはるか通り越していくように見えたが、うまくできているものでゴールも同じぐらい上昇し、シュートは決まった。それとほぼ同時になるホイッスル。僕はどうも試合に勝ったらしい。点数板を見るとお互い三桁近い点数を取っている。かなりの接戦だったようで、僕は首元にびっしょりと汗をかいている。
誰かに肩を叩かれて振り向くと、どこかで見たことのある少女が立っている。手にタオルを持っており、僕は無言でそれを受け取った。額の汗をぬぐってから改めてながめるが、やはり思い出せない。
思い切ってたずねてみようと思ったら、急に振り向いて歩き出した。僕は思わず声に出して呼び止める。そして名前を言った後でそれが誰だか思い出した。小学校のころの同級生だ。あまり話したことのない子だったから、ますます疑問は深まった。
少女は振り向き、また戻ってくる。僕はタオルを返して、礼を述べた。少女は何も答えず、笑ったまま去っていく。
気がつくと体育館の中は僕独りになっていた。あれほどいた人々は一体どこに消えたというのだろうか。急に心細くなって外に出ると、街が広がっていた。それと同時に、僕の服装も普段着になる。
店の並びから察するに、高校の近くの商店街だった。うちの高校の生徒でにぎわっており、見知った顔もいくらかあった。近づこうとするものの、人の流れが強すぎてどうにも離れてしまう。声を張り上げようかとも思ったが人前ですることも出来ず、ただただその流れに乗っていく。どこに向かおうとしていたのかもわすれて、ただひたすらに・・・
僕は目を覚まし、布団から腕を出してみた。今日も寒いようだ。僕は腕を引っ込め、再び布団に包まった。