記事タイトル→2006-05-24 Wed  その想いも梅雨知らず(2)記事タイトル←

アップしなきゃいけないことを忘れていました。
締め切りがないとだめなんですかね、自分。
前はあらすじとか書いていましたが、面倒なので今回から割愛します。

登場人物紹介
一話目:「ホワイト・デイズ」
二話目:「馬鹿どもの日」

今シリーズ:その想いも梅雨知らず(1)*
 翌朝、俺が教室に入ると、柴田が早速近づいてきた。俺は濡れた傘を傘たてに差し、柴田に朝の挨拶をする。親しき仲にも礼儀あり。挨拶は人間としてのたしなみといえよう。
「お早う」
「おう。お前、昨日いつの間に帰ったんだ?」
 そう。俺は昨日、掃除をする気には最後までなれず、こっそり一人で帰った。
「いつの間にか、かな。掃除はどうだった? 楽しかったかい?」
「いや・・・あまり面白いものじゃないな。でもまあしょうがない」
「・・・お熱いようでなによりだよ」
「からかうな!」
 そうこう話しているうちに、森井が教室に入ってきた。柴田は颯爽と俺から離れ、森井の元へ向かう。ああ、馬鹿だ。
 何の陰謀が働いたのか、俺、柴田、山根、森井は、高二になって全員同じクラスになった。もともと大して大きい学校じゃないからありえない話ではないのだが、それにしたってできすぎていることは否めない。どうも何者かによって都合がいいらしい。かといって作者を責めないでやってほしい。
 しばらくすると教師が教室に入ってきて、普段どおり授業が行われた。高二になったからといって基本がそう変わるわけではない。もっとも高三になったらどうなるのかはまだわからないが。

「荒川先輩いますか?」
 昼休みに、濱田が突然教室に現れた。教室まで来るのは初めてのことだったので、俺は少し驚いた。昼食を食べていた箸をおき、濱田のほうを見る。
「今日も部活あるんですか?」
「したければすればいいだろ」
「・・・なんでそう素っ気無いんですか?」
「荒川の後輩?」
 斜め後ろに座っていた山根女史が口を開いた。ちなみに席はくじ引きによって公平に決められており、悲しむべきかな、山根女史は俺の斜め後ろというわけだ。おかげでおちおち授業中に寝られもしない。
いきなり声をかけられて、濱田は少し驚いたようだった。が、すぐに気を取り直して愛想のよい笑顔を浮かべる。
「はい。高一の濱田です。えっと」
「山根よ」
「山根先輩ですか。先輩からも荒川先輩に注意してくださいよ。後輩を大切にしろって」
 今名前を知ったばかりの人物にもう依頼までするとは、濱田の面の皮の厚さが知れるというものだ。もっとも、そこが彼女の長所でもあるのだろうが。
「荒川くん、後輩を大切にしなくちゃだめじゃない」
「・・・その言い方、気色悪いな」
 同じクラスになって以来、山根女史の俺に対する態度はどこかおかしい。君付けしたりしなかったり、規則性が全然見出せないのだ。乱数表でも用いているのだろうか。
「で、どうなんですか先輩?」
「少なくとも、俺と柴田はどうせ部室にいるよ。部活があるかどうかは知らんがな」
「じゃあいいです。また放課後お会いしましょうねー」
 濱田はそういって小走りに教室から去っていった。元気なやつだ。廊下で滑って転んでも知らんぞ。
「可愛い後輩じゃない」
 山根女史がいきなりそんなことを言い出した。俺は姿勢を彼女に向ける。
「誰が?」
「今の子よ。濱田さん? 化学部に女の子がいたなんて知らなかったわよ」
「話さなかったか?」
「知らなかったって今言ったでしょ?」
「別に・・・いたところで問題はあるまい?」
「そりゃそうだわ。問題なんて言っていないじゃない」
 どうも何が言いたいのかわからない。結論を言ってくれるように頼んだほうがいいだろうか。
「・・・二人の話聞いていると、なんかいつも喧嘩しているみたいよね」
 森井女史がポツリとつぶやいた。
「そう?」
「そうよ。中学からの仲でしょ? なんでそんな、話すたびに険悪な感じなの?」
「別に・・・険悪なの?」
 ここで俺に尋ねるかね、こいつも。
「さあ・・・? 人が言うならそうなのかもしれないな」
「あんたって本当に・・・もういいわ。なんか面倒になった」
「でもあれよね。早織と長く話す男子、荒川くんだけよね」
 そう言われてみるとそうかな。山根女史に異性の友人は少ないのか。というか、彼女が男と話す場合、男が何か彼女の意見にそぐわないことを言うと一秒で切り捨てるからじゃないだろうか。


時期ネタ小説 ・ COMMENT[9];Top

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試験なので脱字(?)の指摘だけ。
早織様が斜め後ろにきたことを嘆いているところで「おかげおちおち」となっていますが、「で」がぬけてません?
2006-05-24(Wed) ・ 投稿者[穂多流] ・ 編集 ・ Top

コメント→No.534 コメント←

>穂多流さん
あらほんと。指摘どうも。ところでいつ君の中では「早織」になったんだ?
2006-05-24(Wed) ・ 投稿者[G-song] ・ 編集 ・ Top

コメント→No.537 コメント←

初めまして。都殿舞さんとの交換日記の履歴から来させていただいた遠藤まめです。ご訪問ありがとうございます!
メキシコに住んでいらっしゃると聞いてすごいなあと思ったと同時に、そんな方と友達になってみたくて書き込みさせていただきました。

G−songさん。聞いたことがあるなと思っていましたが都殿さんのお友達ですね。最初外人さんかと思っていましたが!
小説を何作品か読ませていただきましたが、とても素敵でしたー!最近はこういう甘くない小説が好きなのでつい読み込んでしまいました。

ええとお父さんの都合で波瀾万丈な人生を送っているようですが、いろいろな国に行くのは大変ですよね。言葉を覚えたりその国の文化や規則を守らないといけなかったり。
でもその分学べることも多いでしょうし、頑張って下さいませ(^^

それにしてもメキシコは遠いですね。日本がお昼の時はそちらは夜ですよね。多分。
・・・やっぱり始めは夜行性になるんですか?(笑

初めましてで長々とすみませんっそれでは!
2006-05-24(Wed) ・ 投稿者[遠藤まめ] ・ 編集 ・ Top

コメント→No.539 コメント←

多分穂多流さんはアニメだとか小説だとかの影響を受けてしまったのせう。
女性を敬うことはいいことかもしれんが、『様』はちょっとね。
そのうち早織お姉様とか言い始めるかもしれませんよ

それにしてもいいね濱田。後輩ってあたりが特に
2006-05-24(Wed) ・ 投稿者[錬金術師1008] ・ 編集 ・ Top

コメント→No.540 コメント←

日常小説は全然書けないので、楽しく読ませてもらいました。

なんか濱田さんがやたらかっわいく見えたんですが、そこらへんはどうなんでしょうかね?
2006-05-25(Thu) ・ 投稿者[TOKIO] ・ 編集 ・ Top

コメント→No.543 コメント←

>遠藤まめさん
わざわざコメントをありがとうございます。小説の感想、ありがたいです。
都殿さんと友達かどうか自分ではわかりませんが、ネットで交流の幅が広がるのはうれしいです。
しかし、海外に暮らすといっても、意外と日本人はどこにでもいますし、大丈夫ですよ。
また、父は都合とかではなく、本気で自分から望んで動いているだけなのです。
時差に関して言えば、確かに昼夜逆転ですね(14時間)。初めはつらかった覚えがあります。
サイトを伺わせて貰いましたが、イラストお上手ですね。
またのお越しandコメントをお待ちしております。

>錬金術師1008さん
そういえば彼は漫画のキャラとかにちゃんづけしていましたね。
僕もサザエさんにはさんづけをしてしまいますがw

>TOKIOさん
僕は動きのある小説のほうがかけませんよ。楽しんでいただけたのならなによりです。
2006-05-25(Thu) ・ 投稿者[G-song] ・ 編集 ・ Top

コメント→No.544 コメント←

フェミニストなあなたなら心のなかでそう呼んでるかな?と思ってつかってみただけです。
確かに山根様でなく早織様なのは、とある小説の影響が見受けられますが…
2006-05-25(Thu) ・ 投稿者[穂多流] ・ 編集 ・ Top

コメント→No.546 コメント←

>>TOKIOさん
かなりかっわいく見えますよね。俺もそう思います。意見が合いますねwwwwww
2006-05-25(Thu) ・ 投稿者[錬金術師1008] ・ 編集 ・ Top

コメント→No.550 コメント←

>穂多流さん
さすがに自分で作ったキャラに様は・・・
ちなみに僕は実際に「苗字+女史」という表現は使いますよ。

>錬金術師1008さん
まあよく考えたら確かに君の好みに合ったキャラだよね。年下だし。
2006-05-26(Fri) ・ 投稿者[G-song] ・ 編集 ・ Top

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